60代の貯蓄3000万円以上は何%?夫婦の年金額も解説
60代の貯蓄額のリアル|3,000万円以上の世帯は何%?
結論として、60代で貯蓄3,000万円以上を保有する世帯は全体の27.2%にとどまり、多数派ではありません。金融経済教育推進機構(J-FLEC)が公表した「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」(二人以上世帯)のデータを見てみましょう。| 指標 | 金額・割合 |
| 金融資産保有額(平均値) | 2,683万円 |
| 金融資産保有額(中央値) | 1,400万円 |
| 貯蓄2,000万円以上の世帯 | 39.6% |
| うち貯蓄3,000万円以上の世帯 | 27.2% |
| 貯蓄を持たない(ゼロ)世帯 | 12.8% |
夫婦の年金はいくら?男女差と世帯パターン別の目安
結論として、公的年金の平均額には男女で大きな差があり、この差は夫婦それぞれの年金額を考えるうえで見落とせないポイントです。| 年金の種類 | 平均月額の目安 |
| 厚生年金(男性の平均) | 約16万円台 |
| 厚生年金(女性の平均) | 約10万円台 |
| 国民年金(基礎年金・満額目安) | 約6万円台 |
| 夫婦2人のモデル世帯(会社員の夫+専業主婦の妻) | 月額20万円台 |
年金保険料はいつまで払うのか?
結論として、国民年金保険料は原則20歳から60歳までの40年間、厚生年金保険料は加入している職場で働き続ける限り、原則70歳まで支払うことになります。| 年金の種類 | 保険料を支払う期間の目安 |
| 国民年金 | 原則20歳から60歳までの40年間(480ヶ月) |
| 厚生年金 | 厚生年金適用の職場で働いている間(原則70歳まで加入可能) |
| 国民年金の任意加入制度 | 60歳から65歳まで、未納期間を埋めるために任意で加入できる制度 |
公務員夫婦が知っておきたい年金・貯蓄の3つのポイント
①共済年金は厚生年金に一元化されている
2015年10月の被用者年金一元化により、公務員が加入していた共済年金は厚生年金に統一されています。年金額の計算方法も会社員と同様の仕組みになっているため、一般的な厚生年金の統計を自分の見込み額の参考にすることができます。②配偶者が第3号被保険者か共働きかで世帯年金額が大きく変わる
配偶者が専業主婦(夫)で国民年金(第3号被保険者)のみの場合と、配偶者も厚生年金に加入して共働きを続けてきた場合とでは、世帯全体の年金額に大きな差が生まれます。どちらのパターンに近いか、早めに把握しておきましょう。③「平均」ではなく「自分の見込み額」で老後設計をする
統計上の平均値や中央値はあくまで目安です。実際の年金見込み額は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認でき、貯蓄状況も家計簿や資産一覧表で正確に把握することが、老後設計の第一歩になります。60代までにやっておきたい貯蓄・年金の備えチェックリスト
- 夫婦それぞれの「ねんきん定期便」で年金見込み額を確認したことがある
- 現在の金融資産の合計額を、家族全体で正確に把握している
- 退職金をあてにしすぎず、現役時代からの積立で資産形成を進めている
- 年金の受給開始年齢や繰下げ受給の仕組みを理解している
- 60代以降も働く場合の厚生年金加入・保険料負担について確認している