相続税55%の衝撃|中山美穂さん遺産問題から学ぶ会社員の資産防衛術
中山美穂さんの遺産問題が示す「日本の相続税」の衝撃的な現実
中山美穂さんの事例は、日本の相続税制度の厳しさを改めて浮き彫りにしました。相続税は累進課税で、課税遺産額が6億円超の部分には最高税率55%が適用されます。つまり、20億円規模の遺産であれば、単純計算で10億円以上の相続税が発生する可能性があります。相続税の基礎控除はわずか「3,000万円+法定相続人数×600万円」
2015年の相続税改正により、基礎控除額が大幅に引き下げられました。それ以前は「5,000万円+法定相続人数×1,000万円」でしたが、現在は「3,000万円+法定相続人数×600万円」まで縮小されています。 例えば、法定相続人が1人の場合、基礎控除は3,600万円にすぎません。都市部の不動産を持つ会社員であれば、自宅だけで相続税の対象になるケースも珍しくないのです。相続税を10ヶ月以内に「現金一括納付」しなければならない
相続税の申告・納付期限は、相続開始を知った日の翌日から10ヶ月以内です。原則として現金での一括納付が必要なため、不動産や株式、著作権などすぐに換金できない資産が多い場合、納税資金の準備に深刻な困難が生じます。 中山さんの場合、著作権や映像作品などの無形資産が遺産の大部分を占めると見られます。これらは価値評価自体が難しく、換金にも時間がかかるため、遺族が相続を選択することの難しさが報じられています。日本の相続税は世界最高水準|国際比較で見る「高すぎる現実」
日本の相続税は、先進国の中でも世界トップクラスの高税率として知られています。以下の国際比較を見ると、その異常な高さが際立ちます。- 日本:最高税率55%(2015年改正後)
- 韓国:最高税率50%(アジア圏で第2位)
- フランス:最高税率45%
- イギリス:最高税率40%
- ドイツ:最高税率50%(関係性により異なる)
- アメリカ:最高税率40%(ただし控除額が非常に大きい)
- カナダ・オーストラリア:相続税なし