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お金を使う順番で差がつく公務員の貯蓄術3選

日々の公務、大変お疲れ様です。公務員という極めて安定した収入基盤があり、「無駄遣いしているつもりはないのに、なぜかお金が貯まらない」と悩んでいる方は意外と少なくありません。

実は、お金が貯まらない根本的な原因は「いくら使っているか」という金額面だけでなく、「どの順番でお金を使っているか(優先順位)」にあります。今回はファイナンシャルプランナーの視点から、年収500万円クラスの公務員の皆様に向けて、安定収入にあぐらをかいて「一生貧乏」から抜け出せない人が陥りがちなお金の使い方と、お金が貯まる人が実践している正しい家計管理のステップについて解説します。

結論(3行まとめ)

  • お金が貯まらない人は「使いたいお金」を先に使い、貯まる人は「払うべきお金」と「将来のための先取り貯蓄」を最優先で確保しています。
  • 正しいお金の順番は、①支払い義務のあるお金→②生活防衛資金・保険→③先取り貯蓄・投資→④使いたいお金、の4段階です。
  • 公務員は収入が安定している分、この順番を間違えても発覚しにくく、油断すると「一生貧乏」の負のスパイラルに陥りやすい点に注意が必要です。

お金が貯まる人が実践する「正しい支出の4段階」

家計管理が上手な人は、収入が入った瞬間に何にお金を使うべきかの「順番」を明確に決めています。以下の4段階に沿ってお金を配分することが、堅実な資産形成の第一歩です。

順番 内容 具体例・FPの視点
①支払い義務のあるお金 税金・社会保険料・住宅ローンなど、支払わないとペナルティが生じるお金 住民税や社会保険料は給与天引きで未払いリスクは低いですが、固定資産税や自動車税、住宅ローンはご自身での確実な管理が必須です。
②生活防衛資金・保険 万一の病気・災害・失業に備えるお金 生活費の3〜6ヶ月分を目安に現金で確保。火災保険・地震保険・医療保険など、人生の危機から生活を守る「防波堤」です。
③先取り貯蓄・投資 将来のために「先に」取り分けるお金 新NISAやiDeCoでの積立投資など。給与が振り込まれたら真っ先に別口座へ移し、「残ったら貯める」のではなく「先に貯めてから残りで生活する」のが鉄則です。
④使いたいお金 趣味・旅行・交際費など、人生を豊かにするお金 ①〜③を確保した後に残るお金の範囲内で、罪悪感なく思い切り楽しむお金です。

年収500万円クラスの先取り貯蓄シミュレーション

例えば、年収500万円(手取り月収約27万〜28万円)の場合、先取り貯蓄・投資に充てる目安は手取りの15〜20%程度とされています。

項目 金額目安(手取り月27万円の場合)
先取り貯蓄・投資(手取りの15〜20%) 約4万〜5.4万円
残りで生活費・使いたいお金をやりくり 約21.6万〜23万円

公務員も要注意!「お金の優先順位」を間違える危険な罠

毎月確実に給与が振り込まれ、ボーナスも手堅い公務員だからこそ陥りやすいのが、「後からボーナスでなんとかなるだろう」と過信し、「払うべきお金」や「先取り貯蓄」を確保する前に「使いたいお金」へ先に手をつけてしまうことです。

以下のようなお金の使い方は、家計の土台がいつ崩れてもおかしくない、極めてグラグラな状態(負のスパイラル)を招きます。

  • 趣味の高級時計やパーソナルジムの会費(使いたいお金)には毎月しっかりお金をかけるのに、固定資産税や自動車税(払うべきお金)の支払いを先延ばしにする。
  • ワインや美食などの交際費には糸目をつけないのに、お金がかかるからと自身の健康診断や人間ドックを何年も受けていない。
  • ファッションや美容代を優先し、災害に備えるための地震保険や火災保険をケチる。
  • 「新NISAはいつか始めよう」と先延ばしにし続け、給与やボーナスが入るたびに使いたいお金を優先してしまう。

「払うべきお金」や「先取り貯蓄」を後回しにすると、一時的に手元にお金が残ったような錯覚に陥ります。しかし、税金を滞納すれば容赦なく延滞金が上乗せされ、健康診断をケチって大病の発見が遅れれば、多額の治療費だけでなく長期間の収入減少リスクに直面します。優先順位の間違いは、結果的に自分の首を絞めることになるのです。

お金が貯まる人・貯まらない人の習慣チェックリスト

チェック項目 貯まらない人 貯まる人
貯蓄のタイミング 余ったら貯金する 給与日に先取りで貯蓄・投資へ回す
固定資産税・自動車税 納付期限ギリギリ、または延滞したことがある 納付時期を把握し、先取り貯蓄から確保済み
健康診断・人間ドック 費用を惜しんで数年受けていない 将来の医療費削減のため毎年受診している
保険の加入状況 趣味を優先し火災・地震保険が手薄 必要な保障は先に確保している
新NISA・iDeCoの活用 「そのうち始める」と先延ばし 少額からでもすでに積立を開始している

よくある質問(FAQ)

Q1. お金を使う「正しい順番」とは、具体的にどういうことですか?

給与やボーナスが入った際に、①税金・住宅ローンなど支払い義務のあるお金、②生活防衛資金や保険、③新NISAやiDeCoなどの先取り貯蓄・投資、④趣味や旅行などの使いたいお金、という順番でお金を配分することです。「残ったら貯める」のではなく「先に貯めてから残りで生活する」という発想の転換が重要です。

Q2. 公務員なのに、なぜお金が貯まらない人がいるのですか?

収入が安定しているからこそ「ボーナスでなんとかなる」と楽観視し、支払い義務のあるお金や先取り貯蓄よりも先に、趣味や交際費などの「使いたいお金」に手をつけてしまうケースが多いためです。収入の安定性は、正しい優先順位と組み合わさって初めて資産形成に活きてきます。

Q3. 先取り貯蓄・投資は、収入の何%くらいから始めればよいですか?

一般的には手取り収入の15〜20%程度を目安にするケースが多く見られます。いきなり高い割合を目指すと挫折しやすいため、まずは無理のない金額(手取りの5〜10%程度)から始め、家計に慣れてきたら徐々に引き上げていく方法もおすすめです。

Q4. 趣味や旅行にお金を使うのは、資産形成の観点から良くないことですか?

決して悪いことではありません。むしろ、支払い義務のあるお金と先取り貯蓄をきちんと確保したうえで残った「使いたいお金」の範囲内であれば、罪悪感なく思い切り楽しむべきです。大切なのは、順番を間違えずに「土台」を先に固めることです。

まとめ:お金が貯まる人の習慣は「強固な守り」から

家計管理が上手な達人は、公務員という安定した立場であっても決して油断せず、「生活を守る支出(払うべきお金)」と「将来のための先取り貯蓄」を給与が入った瞬間にガッチリと確保しています。

必要な支払いと将来への備えをすべて済ませたあとに残る「本当に自由に使えるお金」の中だけで、趣味や旅行を100%罪悪感なく楽しむ。これこそが、老後破産や一生貧乏を遠ざける唯一かつ正しい順番です。まずは「家計の土台」を整えて強固な守りを作り、その上で、人生を豊かにする楽しみを存分に満喫しましょう。

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この記事を書いた人

マネーパスポート運営部

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